282 厳正寺
宗派 真宗本派
山号 柳紅山
創建 1272年に海岸寺として
本尊 阿弥陀如来立像
住所 大田区大森東3-7-27
白亜のような鉄筋鐘楼門が印象的。
鉄筋瓦葺きのバランスの良い本堂。
すべて新しく造られており、境内に清々しさが漂う。
この寺の水止舞は680年の歴史がある。
最初は雨乞いのため藁で龍像を造って祈祷したが、長雨になったので獅子
の面を三つ造り「水止の舞」をしたのが始まりとか。
いつの時代も民衆は自分勝手なものである。
境内は庭木も多く墓地も広い。
この辺りは細い道が住宅地の間をうねるように続いており、なかなか目的の寺まで行き着けない。
ちょうど木船神社の裏辺りだと推測するが、一つ間違うととんでもない方向に行ってしまうので、また来た道を遠回りしながら返る。
番外 貴船神社
創建 1266年
祭神 伊弉諾大神、高麗神
住所 大田区大森東3-9-19
タクシーが神社の前を通り過ぎてしまったので慌てて降りる。
石鳥居の先の両側に貴船稲荷大明神の幟が無数に立っている。
木造銅板葺の社殿前に小さな石造太鼓橋があり、近所の子供が遊んでいた。
境内社として熊野神社、稲荷社がある。
境内は狭いがどこか由緒ありそうな狛犬、石塔などが無造作に置かれている。
このタクシーと運転手ではとても予定通り回り切れないと思い、急遽最寄りの駅で降りる。
さらに別のナビを装備しているタクシーを拾って再スタート。
閑話休題
弟が亡くなって初七日も過ぎた。
これで両親、弟二人に先立たれて、自分の人生をしみじみと考える。
私一人を残されたのも神様の何かの教示だとも思える。
先祖の供養をしながらも、生かされているからには何か意義のあることをしなければとも考える。
奇しくも葬儀から帰った翌日、五年前に手術をした大腸ガンの諸検査の結果が判り、無罪放免される。
ただ一年前の胃ガンの経過観察がしばらく続くが。
ガン体質の家系でもあり、まず健康に留意しながら私の人生の総仕上げに向けて歩んでゆきたい。