今回の特別拝観寺院である興聖寺も以前に訪ねたことがある。
参道の入り口には石造表門が立つ。ダウン
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ここから200m続く参道は「琴坂」と言われ、両側には小川が流れ、苔むした岩や楓が立ち並ぶ。ダウン
紅葉の頃はさぞ見事であろうと想像する。
また珍しく小さな沢蟹が参道を横切っていたので、人に踏まれないかと気になる。
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参道の先に竜宮門の楼門が建っている。ダウン
1844年築であり、楼上には釈迦三尊、十六羅漢を安置しているという。
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続いて1846年築の薬医門が建ち廻廊が続く。ダウン
禅宗らしい風情が漂う。
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ここから石組みを多用した法堂の前庭が良くみえる。ダウン
枯淡静寂な庭園は心休ませてくれる。
受付を済ませて方丈から入る。
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曹洞宗の寺院、山号は仏徳山。
1233年に道元が開基した曹洞宗最初の寺院、中興開山は1649年で淀城主永井尚政が開基。
以来、修行道場として栄えてきた。
法堂は1648年築でダウン、縁側の天井材は伏見城の遺構を使用したもの。
石塔は江戸時代初期造とか。
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裏庭に廻ると浮島の十三重塔の旧相輪(1286)と笠石の一部が置かれていた。ダウン
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他に大書院、天竺殿、開山堂など
開山堂ダウンは江戸時代1750年築で道元像を祀り老梅庵と名付けられている。
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鐘楼は1651年築。ダウン
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鎮守社は小さな六角堂で、秋葉大権現を祀る。
最後に訪ねた衆寮は講堂であり研修道場である。
写真は左に六角堂、中央に衆寮。ダウン
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