同志社大学キャンパスから烏丸通りを挟んで真ん前に、大聖寺門跡の白塀が目に入ったので訪ねてみる。
1382年に天皇家ゆかりの尼門跡寺院として創建されたが非公開寺院。
写真は山門。ダウン
イメージ 1
               
「御寺御所」とも呼ばれ、1697年に現在地に再興された。
1500坪の境内に本堂、庫裡、寝殿、枯山水庭園があるというが、玄関などから想像するのみである。
なお臨済宗の単立寺院で、山号は岳松山。
写真は玄関。ダウン
イメージ 2
 
新町通りに出ると三時知恩寺という変わった名前の寺院があった。
宮中における六時勤行(一日六回の勤行)のうち、昼間の三回の勤行をこの寺で行うようになったことに由来する。
また応永年間(13941428)に北朝四代後光厳天皇の皇女・見子内親王が、北朝三代崇光天皇の御所である入江殿にこの寺を創建したことから「入江御所」「入江殿」とも呼ばれる。
浄土宗の寺院で山号は無い尼寺である。
山門は堅く閉ざされていた。ダウン
イメージ 3
 
新町通りの途中から寺之内通りに入り、特別拝観の慈受院を目指して歩いていると、右手に素晴らしい山門と堂宇が見えた。
妙顕寺であり、以前に一度訪ねたことがあるが、久しぶりなので境内に入ってみる。
山門前からもその大寺の雰囲気が漂っている。ダウン
イメージ 4
 
日蓮宗の大本山であり、山号は具足山。
創建は1321年で、開基は後醍醐天皇。
「四海唱導」「四条門流」ともいわれる。
本堂は1830年築。ダウン
塔頭は9ある。
イメージ 5
 
三菩薩堂は祖師堂に当たり、日蓮、日郎、日像を合祀しているので三菩薩堂と呼ばれる。ダウン
イメージ 6
 
重層の建物は御真骨堂であり、上記三聖人の御真舎利を法安し、明治初期に建てられた。ダウン
イメージ 7
 
尊神堂は鬼子母神をまつる。ダウン
妙見大菩薩、慶中大菩薩堂もある。
イメージ 8
 
その隣で堀川通りに接して宝鏡寺がある。ダウン
臨済宗の単立寺院で、山号は西山、創建は応安年間(136875)
人形寺と呼ばれ、以前に拝観しているので、女房殿はもう拝観しないとのこと。
イメージ 9
 
堀川通に沿って隣にある特別拝観寺の慈受院に到着。
入ろうとすると、案内板に茶道具の写真が出ており、またも女房殿は茶道具だけ見るためには入らないと言う。
あとで調べると慈受院門跡は1428年に足利幕府四代将軍義持の正室・日野栄子が皇室の菩提を弔うために創建し、薄雲御所ともよばれ、庭園も素晴らしいと判り訊ねなかったことが悔やまれる。