141号線に出てイオンの前を通って上田駅方面にと戻って行く。
常田2丁目交差点から左折してだらだら坂を下って行くと、左右に旧常田館製糸工場がある。
明治・大正期に隆盛を極めた上田地域の製糸工場に関連する建造物がセットで残っており、平成24年に重文指定されたばかり。
写真は全景。ダウン
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事務棟に行くとパンフレットを渡され、今は昼休みで案内が出来ないとのだが外観だけでもと工場内に入る。
写真は明治38年築の五階建繭倉庫(重文)と左に明治36年築の三階繭倉庫(重文)が続く。ダウン
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写真は内部。ダウン
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写真はポツンと聳え立つ煙突。ダウン
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大正15年築の選繭場(重文)はこの日イベントに貸しだされていた。
その右隣は同じく大正15年築の五階鉄筋選繭場(重文)で蔦がからんでいる。右下矢印
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門を入って右側に長屋のような倉庫が建っていたが、説明では創業者住宅であったとのこと。ダウン
明治33年に笠原房吉がこの地に製糸工場を創業したのが始まりであり、表の看板も笠原工業と出ていた。
昔の経営者は仕事と一体となって生きていたことが判る。
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道路を隔てて真ん前に建つのは明治41年築の常田館(重文)で事務所兼住宅だった。ダウン
現在は絹の文化資料館となっている。
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この一角はすべて笠原工業の敷地のようであり、少し離れて通りに沿って建つのは明治45年築の四階繭倉庫(重文)である。ダウン
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駅近くまで戻り、「鯉西」で千曲川の川魚料理で昼食とする。
鯉の旨煮定食に鮎の塩焼きを食す。
実に美味しかった。