上田市内での宿泊は、駅前からのメイン通り松尾町通りから右に少し入ったところにある上田第一ホテルであるが、この手のホテルとしては珍しくロビーなどの調度品が凝っていた。
訊ねみると前オーナーが趣味で集められたものだとのこと。
 
上田市内の寺社巡りの二日目の朝、目覚めると台風の影響でかなりの強風が吹き荒れていた。
風かおさまるのを待って、上田市内の寺社めぐりを11時から約二時間した。
また三日目の最後日の午後にも市内を二時間散策したが、整理の都合上、まとめてここに記したい。
 
まず飲み屋がびっしりと並ぶ袋町を抜けて蛭沢川に架かる弁天橋に出る。
小川に沿って歩き柳橋に至る。
ここから鍛治町通りが伸びているが、落ち着いた町並みと背景の山とが良く調和した風景である。ダウン
この辺りの町名は鍛治町とある。
1583年に真田昌幸が上田城を築いたあと、海野郷の鍛治屋を移して造った町で、1706年には32軒あったという。
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最初に訪ねたのは月窓寺である。
参道もなかなか趣があり、その先に観音堂(?)と右に総門が建っている。左下矢印
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山門は竜宮門(鐘楼門)であり、周囲と良くマッチしている。ダウン
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天井には龍の鏝絵が描かれていた。ダウン
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本堂は平成3年から大改修されたとのこと。
本堂の佇まいも良く、境内も整然としている。ダウン
曹洞宗の寺院、山号は伝叟山。
1558年の創建。
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境内には赤松小三郎の墓もある。
勝海舟の弟子で、幕末に薩摩藩士に暗殺された軍学者。
最初に訪ねた月窓寺がまずまずの佇まいであり、これからの上田市内の寺社巡りが楽しみになる。
 
月窓寺から南にと向かって寺社めぐりをスタート。
柳橋まで戻って橋を渡った左側に四条公神社という由緒ありげな神社があったので立ち寄る。
説明板には太神宮社とある。
祭神は天照大神、豊受大神であり、1622年に勧請された。
写真は境内全体で、結構広い。
左の赤い鳥居が並ぶのは稲荷社。ダウン
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写真は社殿。ダウン
末社として八坂社、津島社、猿田彦、蛭子、天満、秋葉、稲荷、四条公神社がある。
この四条公神社は包丁の神として料理人が奉斎した。
手元の地図には四条公神社とあるのはこのためで、通り名なのであろうか。
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写真はメイン通りで、アーケイドも整いなかなか活気ある商店街である。
旧北国街道の一部でもあった。ダウン
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