中禅寺のすぐ近くにある塩野神社の境内は、杉林の大木群にまるで溶け込んだように見える。
ほとんど知られていないがさながら幽玄の世界にいるようである。
写真は鳥居と神橋。ダウン
イメージ 1
 
木造の太鼓橋の横に俄作りの橋が造られていたが、むしろこちらの方が危なっかしい。ダウン
イメージ 2
 
拝殿は楼閣造りで1743年造。
こういう二階建ての楼門形式の拝殿は諏訪神社とここしか無いとのこと。
彫刻されている龍は眼がないという伝説も残る。
この龍は夜になると御神木に上がって遊び回るので、村人が龍の眼をえぐり取ってしまったという。
写真は拝殿と本殿、右の建物は神鎮殿。ダウン
雨上がりで靄がかかりさらに夢幻の世界。
イメージ 3
 
本殿は一間社流造で1750年築。ダウン
やはり雲や天女、虎、牡丹、龍などの彫刻が見事。
祭神は須佐之男命、大己貴命、少彦名命。
創建は不詳だが、白鳳元年に出雲大社より分霊を勧請との説もある延喜式内社。
イメージ 4
 
社殿に向かって左に勅使殿が建つ。ダウン
また参道には流鏑馬の旧跡も残る。
イメージ 5
 
写真はご神木。ダウン
イメージ 6
 
写真は境内の末社。ダウン
イメージ 7