お知らせ
4日から7日まで、例年のごとく京都に出かけますのでブログはお休みします。
いつもでしたら紅葉の季節に行くのですが、今回は一足早く「秋の非公開文化財」に合わせて出かけることにしました。
また見慣れた京都とは違った出会いがあることを期待していますが。
 
 
寺社探訪会の秋季修学旅行で1015日から、信州上田の寺社巡りに出かけてきた。
大型台風が直撃との予報もあり、決行するかどうかかなり迷ったが、皆さんの熱意に引っ張られて出発する。
2日目の16日は朝から強風であったが、11時頃には風も雨も収まり、結果的には決行したことは大正解であった。
ただ今回はI氏が体調不良のため不参加となったのが残念であった。
一日も早いご本復を祈る次第である。
 
長野新幹線上田駅に到着後、上田交通のローカル電車に乗り換えて別所温泉を目指す。
私は11年前に退職後初めて、女房殿と別所温泉を旅しており懐かしく思い出す。
写真は車窓からの塩田平の風景。ダウン
雨上がりでの風景もまた良い。
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別所温泉駅に降り立ったのが10時半頃。
写真左の男性は同行者であって、右の女性が駅員である。
駅員さんが着物姿の女性というのも珍しい。ダウン
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写真は別所温泉駅舎。ダウン
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小雨の中であるが、あらかじめ予約して置いた上田交通のタクシーに乗って大法寺、常楽寺、安楽寺、北向観音を訪ねることにした。
 
最初に訪ねた大法寺は上田市から少し外れた青木村にあり、一山越えて行くという交通の便がかなり悪い場所にある。
大法寺への参道はりんご並木とのことだが、今回はタクシーで直接駐車場に。
駐車場から花に囲まれた細い道を登ってゆくと本堂が建っている。ダウン
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大法寺は天台宗の寺院、山号は一乗山。
写真は本堂。ダウン
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お目当ての観音堂・三重塔には、本堂横からの道を少し登って行くことになる。
その野辺の右手には石仏が並んでいる。ダウン
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創建は藤原鎌足の子の定恵と伝わるが、時代考証をすると年代が合わず不明とのこと。
写真は観音堂。ダウン
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観音堂には十一面観音立像脇侍普賢菩薩像(共に重文)が安置されているが、あらかじめ電話するも拝観を断られる。
隙間から覗くと室町時代作の厨子と須弥壇(重文)のみが見えた。ダウン
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さらに目指す三重塔にはさらに急坂を登ってゆくことになる。
三重塔1333年築で高さは18,56mと小ぶりながら国宝指定されている。左下矢印
この塔の姿があまりにも美しいので思わず振り返るという意から「見返りの塔」とも言われる。
しかし装飾などはほとんど無く実に素朴な造りであるが、初重が特に大きいことが美しさの要因とされる。
静かな里の中に、周囲の風景と溶け合っていることも見逃せない。
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写真は三重塔初層の組物。ダウン
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写真は境内の風景で奥は本堂。ダウン
境内全体は静かな山里の山寺といった雰囲気であった。
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