女房殿は飛行機にからきし弱いため、今回は往復共に新幹線と電車である。
そのため函館から特急電車に乗り、新青森から新幹線に乗り替えるのであるが、青森駅で途中下車して一時間余りの時間をとった。
観光案内所に伺うと、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」と八甲田丸を見たらどうかとのこと。
観光手形なる割引特典の付いた小冊子を頂く。
写真は社窓から津軽海峡と、遠くに下北半島を望む。ダウン
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青森の夏の風物詩「ねぶた祭」には、二度ばかり連絡船に乗って訪ねたことがある。
「タンタカタン」のお囃子に乗って「ラッセ、ラッセ」の掛け声で、ハネトになって参加できる実に楽しいお祭である。
ねぶたの家 ワ・ラッセ」館内には今年の「ねぶた祭」の山車が飾られており、その豪華さ、美しさに圧倒され、またお祭当夜の賑やかさが眼に浮かんでくるようで感激する。
写真は山車「林仲 王倫を討つ」ダウン
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写真は山車「八犬伝 円塚山」ダウン
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メインの山車の裏側にも別の山車が飾られている。ダウン
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港に係留された八甲田丸を見ながら当時、何度か乗った青函連絡船の思い出に浸る。ダウン
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折しも青森港の客船バースに、白い大型客船が停まっていたのでパチリ。左下矢印
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五泊六日という長い函館の旅も無事に終了した。
函館を去ってから32年という年月の重みを感じさせる今回の旅であった。
印象的なのはかって飲み歩いた函館駅周辺は空き地が目立ち、かっての賑やかさが無くなっていたのは寂しい限りである。
その代わりに観光客向けの市場やテーマパークが多くなり、また函館の中心は五稜郭に移ってしまったとの思いがする。
二年後に新幹線が開通するが、新函館駅は車で30分以上と言う離れた場所であり、どれだけ函館中心地の発展に寄与するのであろう。
 
また今回昔の仲間と会いたいと思いながら、長期入院されていたり、その後の環境の変化を慮って敢えて会わなかった人達も多い。
これも歳月の為す必然の出来ごとであると諦めるしかない。
楽しくも、またほろ苦い旅でもあった。