続いて16時に拝観予約しておいた済松寺に到着、ここでタクシーを降りる。
境内はかなり広く、四方を塀に囲まれ樹木が鬱蒼と茂っているのが覗える。
以前に二度ばかり訪ねたが門が閉まってままであったが、今回はようやく念願かなっての拝観である。
 
191 済松寺
宗派   臨済宗妙心寺派
山号   蔭涼山
創建   1646年に家光
本尊   釈迦如来
住所   新宿区江榎町77
 
家光に仕えた祖心尼の寺で、家光は彼女の教えに傾倒し、自ら寺の創建を命じ寄進した。臨済禅寺の「済」と松平家の「松」をとって名付けたのも家光であり大変な力の入れようであった。
鉄筋近代的な本堂には、家光の考えによる「天下蔭涼」の扁額が架かる。左下矢印
創建当時は七堂伽藍が整う大寺であったという。
江戸期にはなんと345石の朱印寺。
 
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案内された庭園「普光園」は、都会の喧騒とは隔絶されたまさに別天地であった。
新緑の樹木の中に鳳凰池が広がり、石橋を架け築山をもうけ巨岩を置いている。ダウン
心まで沁みるような青紅葉が印象的。
 
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せせらぎの音が響き渡り、新宿の真ん中にいることをしばし忘れさせてくれた。
庭園の奥にある茶室「定光庵」は昭和61年に建てられたもの。ダウン
座禅堂もある。
 
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庭園の写真をもう一枚。
茶室に向かう道。ダウン
 
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少し離れて観音堂も、樹木に囲まれて静かに建っていた。
観世音菩薩を安置している。
隣には新しい大悟堂。ダウン
 
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写真は開かずの山門を境内内側から撮ったもの。ダウン
 
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写真は、鐘楼脇から墓地の一部が見えたのでパチリ。
文字通り静かに永眠そのものの墓地である。ダウン
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なお拝観料は尋ねたところ要りませんとのこと。
その上、立派なパンフレットまで戴き恐縮する。
紅葉の季節はさぞかし美しいことであろう。