翌24日は朝から快晴、ホテルを勇躍出発する。
まず昨日廻れなかったJR清水駅から北西に位置する小芝八幡宮、本要寺、妙蓮寺を訪ねることにした。
 
小芝八幡宮の境内は大木がびっしりと密集し、雰囲気のある境内が広がっている。ダウン
祭神は品陀和気命(応神天皇)、大雀命(仁徳天皇)、武内宿禰。
811年の創建。
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拝殿右前にある的のような目立つものは、サッカーボールを模した絵馬掛け。ダウン
左手にはご神木。
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写真は本殿前の中門。ダウン
なかなか格式のある造りである。
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変わった手水鉢があるが、説明板の1743年、1835年に奉納されたどちらであろうか。ダウン
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境内社として事比羅神社(珍しいアテ字)、稲荷社ダウン、金山神社。
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次に訪ねた本要寺は日蓮宗の寺院、山号は示迹山。
1624年の開山。
白壁を廻らし、木造本堂は昭和41年築。ダウン
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妙蓮寺は日蓮宗の寺院、山号は華生山。
眼に沁みるような白壁に鉄筋三門。ダウン
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本堂は白亜の殿堂のような建物。ダウン
創建の話がまた面白い。
1427年に日親上人が千葉中山から京への旅の途中、ここ真言宗の寺院であった前身の住職と法論を戦わせて屈服させ、日蓮宗に改宗させ開山したのが始まりとか。
同じような寺の話を前に一度聞いたことがある。
妙徳稲荷大善神、鐘楼、法華法塔なども建つ。
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これで清水市街の寺社巡りを終えた訳だが、特に印象に残ったのは地元の人の神社に対する思い入れや崇敬の深さであり感動させられた。
どんな小さな神社でも手入れが良くされており、また樹木も多くそれなりの静謐さが漂うところが多かった。
やはり昔から漁業の町として栄え、船乗りは「板子一枚、下は地獄」と言われているが、自然への畏怖や自然との共生の歴史的な産物なのであろうか。