4月の寺社探訪会を17日に実施した。
この日は旧板橋宿近辺の寺社巡りが中心。
14時に地下鉄都営三田線志村坂上駅改札口集合とし、時間前に全員集合。
空は薄曇りながら、雷鳴がとどろき不安なスタートであったが、途中から一部タクシーに乗ったりして、予定通り12寺社を廻り終えることができた。
 
最初に訪ねたのは志村坂上駅から程近くの中山道沿いにある総泉寺である。
 
172 総泉寺
宗派   曹洞宗
山号   妙亀山
創立   1201年とも
本尊   釈迦如来
住所   板橋区小豆沢3-7-9
 
中山道から右に坂道を登ると、がっちりとした六脚木造山門が迎えてくれる。右下矢印
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元大善寺(1201年創建)と合併したが、總泉寺自体は1456年の創建。
山号の妙善尼伝説は貞元年間(976~977年)から来ており、創建はもっと古いのかも知れない
だだっ広い境内の中央に新しい本堂が建つ。ダウン
かっては曹洞宗江戸三ケ寺の一つであり、朱印20石、28000坪の寺域を持っていた。
また秋田藩主佐竹氏の江戸における菩提寺でもあった。
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将軍吉宗が飲んで誉めた薬師の泉は、聖徳太子作の薬師如来像からきている。
またこの大善寺は「剣客商売」の「白黒」にも出てくる。
極彩色の納骨堂ダウン、霊廟のほか、薬師堂(薬師如来)、地蔵堂(子育て地蔵)が広い境内に点在している。
また墓地は広いが緑がほとんどない。
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総泉寺から小豆沢公園を左手に見ながら東にと辿る。
小豆沢公園の一角に門柱のようなものが二基立っていたので近づくと、三代目戸田橋の親柱とある。ダウン
江戸期には荒川には渡し船しかなかったが、明治8年に初めて橋が架かった。
三代目の橋は大正12年に架かったその時のもの。
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173 小豆沢(あずさわ)神社
祭神   国之常立神ほか16柱
創建   1058~1065年、源義家が勧請
住所   板橋区小豆沢4-16-5
 
長い参道にはイチョウの大木が並ぶ。
二ノ鳥居そばのスダジイはご神木である。ダウン
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木造社殿が静かな境内にひっそりと建っている。ダウン
古くは十二天社とも呼ばれた。
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社殿の左には天満宮、諏訪、御嶽、稲荷、水神社などの末社が並ぶ。左下矢印
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