京都の旅の最終日は、嵐山から鈴虫寺方面を訪ねることにする。
地下鉄で太秦天神川駅に出る。
タイミング良く来た鈴虫寺行きのバスに乗って終点まで乗ることとした。
途中、嵐山の渡月橋を渡るが、相変わらずの大変な人出である。
 
終点のバス停近くの石段を登って、まず地蔵院を訪ねることにした。
ここは「竹の寺」として有名であり「谷の地蔵」とも呼ばれる。
總門前の参道は両側に緑の苔が並ぶ。ダウンその上に降り敷いた落ち葉を、お和尚さんが器械で吹き散らしされていた。
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臨済宗の寺院、山号は衣笠山。
この地はもともと歌人藤原家良の山荘であったが、1367年に菅領細川頼之が夢窓国師を開山として創建した。
最盛期には境内17万㎡、末寺二十六カ寺、諸国に領地五十四カ所を持っていたという。
総門を入ると左右に見事な竹林が並ぶ。ダウン
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正面に昭和10年の再建の本堂である地蔵堂が建っている。ダウン
本尊の伝教大師作とされる延命安産地蔵菩薩を安置。
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本堂の右手にはひっそりと鎮守堂が建っている。ダウン
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方丈に続く道の中門も風情あり。ダウン
内には庫裏と方丈があり、庭園は枯山水の「十六羅漢の庭」と呼ばれているがイマイチであった。
しかし中門から先は何故か写真撮影が禁止されている。
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本堂の左奥に開基細川頼之の墓がある。
墓は自然石を置くのみでその人柄が覗える。ダウン
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