このあと金閣寺に廻る予定であったが、観光客のあまりの多さに閉口したので取り止めて、静かな裏道を散策しながら西大路通りにと向かうことにする。
 
途中、仙寿院の長い参道に出たので立ち寄る。ダウン
廻らした塀には五ツ筋が入っているが、臨済宗妙心寺派の寺院である以外はほとんど判らない。
是非詳しい由緒を知りたいものである。
訪れる人もほとんどいないが、静かな落ち着きのある境内であった。
イメージ 1
 
さらに等持院の前に出たがここも二、三度来ているのでパス。
隣に真如寺の山門があるが、残念ながら閉まっていて入れなく非公開。
臨済宗の尼寺であり、相国寺の山外塔頭である。
1285年に無着如大尼が無学祖元の爪と髪を祀り塔所としたことが草創と伝わる。
五山十刹では十刹の第三位となっていた。
門前から覗くと境内はかなり奥まっており、見事な参道が見えた。左下矢印
イメージ 2
 
また六請神社があったので立ち寄る。ダウン
祭神は天照大御神を始め八幡神、別雷神、大山咋神、宇迦御魂神、春日大神の六柱。
等持院の鎮守社であった。
イメージ 3
 
 
元は衣笠山に葬むられた人々の霊を祀る社であったが、六地蔵信仰と習合して六の字が社名に加えられたという説もある。
写真は社殿。ダウン
イメージ 4
 
力石大明神があるが、力石そのものが祀られているのは珍しい。左下矢印
古くから祈願してこの石を持ち上げれば、あらゆる力を授かるとされてきた。
今は現代的に小石に本人の願い事などを書いて奉納すると、その願いが叶うとされる。
イメージ 5
 
さらに東に歩いて行くと落星高・中学とミッション系の建物が並び、その前の枝垂れ桜が見事に咲いていた。ダウン
イメージ 6
 
西大路通りからバス、地下鉄に乗り継いでこの日はホテルに帰る。
今まで京都の桜は原谷苑を始めとして随分と観てきたが、京の桜はそろそろ卒業して別の季節に訪れて、ゆっくりと京都の風情を楽しむことにしよう。
写真はホテルの窓から比叡山の眺め。ダウン
イメージ 7