かなりの大寺と見える真光寺は時宗の寺院。
山号は西月山。
創建は833~850年とされるが、中興は1276年にこの寺の観音堂に住んだ一遍上人。
また1286年に伏見天皇より寺号と勅額を賜った。
最盛期には仏堂・僧堂34を数えたという。
写真は本堂。
小さな熊野神社が祀られている。
祭神は紀州熊野産大神。
一遍上人が熊野証誠殿に参籠し御神示を感得したという古事に基づき、時宗の守護神となっている。
写真は鐘楼と書院で、鐘楼の先の小さな祠が熊野神社。
一遍上人が遊行の末に1289年、ここ和田の御崎島観音堂で示寂された。
その一遍上人廟所がある。
墓に当る1,95mの花崗岩石造五輪塔は南北朝時代造。
大震災で倒壊した時、中から骨灰が現れたという。