再び山手通りまで戻り、さらに南に歩くと、右手に長い竹垣を連ねて塀にした成願寺の境内が見えてくる。ダウン
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162 成願寺
宗派   曹洞宗
山号   多宝山
創建   1438年
本尊   釈迦如来(鎌倉時代)
住所   中野区本町2-26-6
 
開基は商人鈴木九郎で「中野長者の寺」と呼ばれている。
立派な楼門が迎えてくれるダウン
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そんなに広くはない境内の正面に木造本堂ダウン
また江戸期には5石の朱印寺。
新宿の熊野神社はここから分離したという。
幕末に一時、近藤勇とその家族が身を寄せていたという。
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百観音堂(圓通閣)には西国三十三ケ所、坂東三十三ケ所、秩父三十四ケ所の併せて100観音が安置されている。
開山堂(龍鳳閣)、洗心閣、馬頭観音などが建っている。
写真左が観音堂、右が開山堂ダウン
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墓地の一角に蓮地鍋島家(支藩)の墓があるダウン
1639年に佐賀藩主鍋島勝茂の四男直澄が蓮池に5万2600石で分封されたのを始祖とする。
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神田川を渡って次の道を右折し、弥生町二丁目交差点を左折して道なりに歩きようやく神明氷川神社に到着。
 
番外 神明氷川神社
祭神   素盞鳴命
配神   櫛稲田姫命、大日孁命、事代主命、大山祇神
創建   1468年 大田道灌が江戸城鎮護のため勧請
住所   中野区弥生町4-27-30
 
あまり広くない境内に本殿、神楽殿、手水場が建っている。ダウン
ただ空襲ですべて焼失し、1953年に再建された。
宇賀大神・牛頭天王・稲荷大神を祀る津島神社と、御嶽神社がある。
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方南通りに出て西に歩き、図書館前から南に坂道を登って行くと多田神社・宝福寺に至る。
 
163 多田神社
祭神   多田満仲(多田源氏の祖)
創建   1092年
住所   中野区南台3-43-1
 
この辺り南台は、昔は雑色村と呼ばれ、村の鎮守であった。
多田源氏を祀る大坂川西市の多田神社(ブログ参照)から勧請したもの。
なお多田源氏は清和天皇を祖とする。
 
木造社殿ダウンは昭和35年再建、神楽殿もある。
源義家が大宮八幡宮に参詣の折に、先祖多田満仲を祭祀したのが始まり。
境内には大木が多い
多田権現と稲荷社を合祀
榛名・御嶽・阿夫利社を祀る三社合祀社と稲荷神社。
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なお隣に宝福寺がある。
真言宗豊山派の寺院で、山号は如意輪山。
鉄筋本堂、木造太子堂などがあるが、一番の見どころはその参道であろう右下矢印
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この日の寺社巡りはこれまでにして、地下鉄方南町駅まで歩き、地下鉄で新宿にと向かう。
時計を見るとまだ16時であるが、新宿西口会館の「稲田屋」を訪ねると、他の予約客もいるので開店時間前だがどうぞとのこと。
鳥取の名産と地酒を堪能し、今年一年の締めくくりとした。
 
 
年末ご挨拶
今年もどうにかブログを続けることができました。
私の趣味の寺社巡りの備忘録として書いていますので、読みにくい点も多々あることと思います。
まだ平塚宿周辺の寺社巡り、神戸の平家ゆかりの地巡りの記事がまだ手元にありますが、これらは新年になってから書き連ねる予定です
 
なお新年は正月2日まではお休みとし、できれば3日から書き始めとしたいと思っています。
ご家族揃っての良い新年をお迎え下さい。