特別拝観している徳川家霊廟を訪ねるが、実はほとんどを空襲で焼失してし
まっている。
その霊廟の拝観料が500円とはびっくりしたが、折角なので入ることにし
た。
御霊屋の荘厳な門は、往時の文昭院殿(六代家宣)霊廟の中門である鋳門。
右下矢印
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徳川家の六人の将軍、五人の将軍正室の他に、側室、将軍の子女が埋葬され
ている。
入り口近くには皇女和の宮の墓がある。ダウン
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特に際立つのは二代将軍秀忠(台徳院)とお江(崇源院)の墓であるが、現
在はお江の宝塔のみが使用されているダウン
残された写真によると、それぞれ御霊屋と門を持った壮麗さと規模を誇って
いたが戦災で惜しくも焼失してしまったという。
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ただ空襲で焼け残った台徳院霊廟(秀忠)の総門は現プリンスパークタワー
入り口にある。
1632年築。
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また1716年築の有章院二天門はプリンスホテル内にあり、いずれも重文
に指定されている。
さらに鎌倉建長寺の仏殿、唐門は、崇源院(お江)の霊牌所を移築したもの。
また台徳院霊廟丁字門、勅額門、天人門、灯篭などは狭山山不動寺に移築さ
れており、ここは既にブログで紹介済みである。
 
また境内参道にある水盤舎ダウンは清揚院殿(家光の第三子)霊廟を移築したもの。
1705年造である。
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