天津神社の隣には市役所があり、その広い敷地の一角に建っている相馬御風記念館を訪ねた。
相馬御風は童謡「春よ来い」や早稲田大学校歌「都の西北」などの作詞をした糸魚川出身の文人である。
館内には彼の遺品や遺墨、彼の研究した良寛の資料、親交のあった歌人・文人達の書簡・資料が展示されていた。
写真は館内の廊下に掛けられた御風の写真。
時間がまだあるため、この近くにある寺社を廻りながら駅に向かうことにする。
まずは市役所の西にある宝傳寺に。
高野山真言宗の寺院、山号は金海山(?)
塀はなくその代わりに白い前掛けをした石仏がずらりと並ぶ。
山門に近づくと、可愛い仁王像がはめ込まれていた。
境内には本堂、鐘楼の他、地蔵菩薩と不動明王の幟がたっていた。
続いて糸魚川白嶺高校の真ん前にある善導寺を訪ねる。
あまりにも奇抜な近代的建物に驚かされる。
浄土宗の寺院、山号は終南山。
開基は864年に円仁、開山は1543年。
庭園との組み合わせはまるで美術館のような雰囲気である。
続いて浄福寺に。
真宗本派の寺院、山号は清水山。
頭でっかちの鐘楼門が面白い。
境内は鄙びた雰囲気があり、本堂と観音堂が建っている。
ここから引き返して北に歩くと山乃井神社の境内がある。
幼稚園を併設しており、沢山のヤングママがたむろされており、近づくのは遠慮する。
さらに北に向かって歩き、今度は北陸本線の踏切を渡って寺社巡りを続ける。
踏切のすぐ左手にあるのは常誓寺で、真宗大谷派の寺院。
近くにある西性寺は真宗大谷派の寺院。
写真は西性寺本堂。
境内には「牛つなぎ石」がある。
北陸道と松本街道の分かれ道に当り追分石とも言われ、塩の道の原点とのこと。