続いては今回の糸魚川訪問のメインである天津神社を訪ねる。
天津神社は越後一之宮であり、十二代景行天皇の御代という古社中の古社。
境内の西入り口に立つ石鳥居は1848年造とのこと。
池が配されて弁天社(1795築)が立っている。ダウン
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境内の中心に楽屋があり、後ろに1775年造の石造舞台が続く。
訪ねた神社は数多いが、こんな舞台を見るのは初めてである。ダウン
春の大祭で奉納される舞楽「稚児の舞」は国重要無形民俗文化財指定。
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その先に1662年改築の豪壮な茅葺拝殿が一際目立っている。ダウン
桁行五間、梁間七間。
拝殿の後部に幣殿がくっ付いている。
幣殿は三間四方で1782年の増築。
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写真は拝殿内部。ダウン
孝徳天皇の勅願所でもあった。
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離れて天津神社本殿(1797年改築)が建ち、欄間の彫刻や縁下の組物は見事。ダウン
祭神は中央に天津彦々火瓊々杵尊、左が天兒屋根命、右が太玉命。
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天津神社本殿の西に並んで建つ奴奈川神社は延喜式内社である。
祭神は奴奈川姫、八千矛命。
本殿は1798年改築された。ダウン
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広い境内には樹木が多く、石鳥居が三か所あるほか、江戸期の石灯篭が沢山点在していた。
他に衣紋所、宝蔵、子聖社、神輿堂などが建っている。
境内からは弥生式土器も出土した。
写真は境内の片隅にある石祠群ダウン
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