次に訪ねた本願寺国府別院は、親鸞が竹之内草庵から移って、妻恵信尼と四年間新婚生活を送った竹ヶ前草庵があったところで、小丸山別院とも呼ばれる。
がっしりとした本堂は1805年に建てられた。
浄土真宗本願寺派。
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写真は客殿の前面彫刻。
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次に五智国分寺を訪ねた。
天平時代の国分寺跡かどうかは不明だが、現在地に上杉輝虎が1562年に再興させた。
江戸時代には200石の朱印寺。
朱色の仁王門は1835年築、立ち木の姿のままの柱は珍しいとのこと。
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天台宗の寺院。
五智とは大日如来、薬師如来、宝生如来、釈迦如来、阿弥陀如来の五智如来を安置。
正面に立つ本堂は昭和63年に焼失後、10年の歳月をかけて總檜造りで鎌倉時代の様式で再建された。
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聳える三重塔は高さが25、85m、1856年に着工して今も未完成のままという。
十二支や中国十二孝の彫刻が施されている。
歴史を感じさせる良い佇まいを持っている。
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経蔵(写真左)は1693年の棟札があり、市内最古の建物。
白山神社お旅所(写真右)などもある。
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境内に芭蕉句碑がある。
「薬欄に いづれの花を くさ枕」
1689年7月8日、高田の医師細川春庵宅を訪れた時の作句。
春庵は薬草を栽培し、その庭は泉水、草花などで美しい庭だったとのこと。
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本堂の右手に、親鸞の配所であった竹之内草庵跡が再建されている。
親鸞が自らの刻んだという上人像を安置。
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