旅二日目の10日、北三条駅から弥彦線に乗り吉田駅に、越後線に乗り換えて新潟市の西はずれにある巻駅に下車。
駅前が思っていたより賑やかであり、タクシーがあるのかと心配していたが何と5~6台駐車していたのには驚ろかされた。
タクシーを二時間貸し切って、新潟市の日本海に面した妙光寺、さらに戻って金仙寺、景清寺を廻り、さらに種月寺、青龍寺、浄泉寺と廻って、吉田町で下車する予定でスタート。
 
さすがに地元の運転手さんだけあって、間道を自由自在に走ってまず角田山の日本海の麓にある妙光寺に到着。
入り口の墓苑が公園のようになっており、寺院とは思えない風景に驚く。
写真は参道脇の池ダウン
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妙光寺は日蓮宗の寺院、山号は角田山。
山門は1814年築ダウン
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参道の先に中門がある。ダウン
1313年の創建と古いが、本堂、客殿などは2001年に新築された近代建築そのもので目を白黒させる。
その奇抜な廻廊に囲まれた本堂の造り、板張りの境内、100坪の院庭、客殿にはただただ驚くばかり。
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池を廻らし三重塔ダウンが建っているが、想像したよりもずっと小ぶりである。
江戸末期の作であり、後に他寺から移築されたもの。
造られた当初は總金箔張りだったとのこと。
この塔を観るためにわざわざ日本海まで来たのにと、いささかガッカリする。
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しかし境内は5000坪もあり、四季折々の草花を愛でながらの墓参は楽しいものであろうが。
 
タクシーは角田山麓を廻り込むように、東南に走って金仙寺に到着。
金仙寺は真言宗智山派の寺院、山号は菖蒲山。
1180年に源頼政の妻菖蒲が夫の菩提を弔うために建立した。
写真は本堂。ダウン
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境内に菖蒲古墳があり、この辺りは由緒ありそうな越王(こしわ)と呼ばれるとのこと。
また三根山藩主牧野家の祈願所でもあった。
 
すぐ近くに三根山陣屋跡公園があるので立ち寄る。
1634年に長岡藩牧野忠成の四男定成が6000石で分家して三根山城主となる。
その後1863年に5000石加増され、晴れて大名となり三根山藩に昇格した。
ただ現在は史跡公園になっており、石碑、説明板があるのみダウン
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さらに景清寺に向かう。
真宗大谷派の寺院、山号は大悲山。
周囲を新潟GCに囲まれたところにある。
越後33観音霊場24番札所。
質素な山門と本堂があるのみダウン
何故この寺を訪問することにしたのかと考えてしまった。
なお景清とは平家の落人で勇猛な武人であり、あちこちに彼の落人伝説が残る。
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