地下鉄に乗り、中島公園駅に下車。
札幌には数多く来ているが、中島公園を訪ねるのは今回が初めてである。
大きな菖蒲池を中心に、緑一杯の静かな公園である。
その一角に重文指定の豊平館が建っている。
マリンブルーの縁取りがクラッシックさを強調しているエレガントな建物。
明治13年に北海道開拓使直属の洋風ホテルとして建設された。
昭和33年に現在地に移築され修復工事の上、結婚式場として利用されている。
内部はあちこちに明治文化の香りが残る。
二階の大広間の暖炉、シャンデリア、カーテン、絨毯など豪華な造りである。
二階の梅の間は特に豪華に造られており、三代にわたって天皇・皇太子が宿泊された部屋であり、右手に続く小部屋には可愛いベッドまであった。
中島公園内に日本庭園があり、その中に茶室八窓庵が建っている。
実にこじんまりとした茶室でかつ質素そのものであるが重文指定されているのに驚く。
写真は日本庭園。
札幌市内見物はここまでにして、電車で千歳空港に向かう。
昔から私の好きな千歳空港内のお土産店をぶらぶら歩きながら買い物。
心配していた台風にも合わず快調な飛行であり、着いた東京も曇天であり無事帰宅。