この日も北海道にしてはかなり暑く、小樽運河ターミナル先の浪漫館に付属した喫茶「DECO」に入り一休み。ダウン
外からはなかなか判り難い出入り口だが、浪漫館の奥にある。
イメージ 1
 
さらに堺町本通りから右折して急坂道を登り切ったところにある水天宮をたずねる。
創立は1859年と古く、祭神は水波能女神、保食紙、伊邪那岐命、伊邪那美命。
本殿、中殿、拝殿が連続する権現造りで、1919年に再建されたものダウン
境内は高台にあり、小樽港が一望できる。
今回の旅で唯一の寺社探訪である。
イメージ 2
 
さらに高台の反対側に降りる坂道に小樽聖公会がある。ダウン
1907年にここに再建されたもの。
こじんまりした教会だが、木造下見張り、切妻屋根に鐘撞堂をのせている。
軒のレース飾り、星型模様のバラ窓、尖塔アーチ窓が特徴。
イメージ 3
 
登って来た坂道を下って、堺町本通りにと戻って行く。
小樽の街はどこを歩いても歴史的建造物が立ち並びレトロな風景がある。
写真は堺町本通り。ダウン
手前の建物は旧北海雑穀㈱会社で明治40年築。
外壁は軟石、窓に飾り鉄扉、両袖に卯立を立てた洒落た建物。
イメージ 4
 
日銀通りとの交差点に運河ターミナルがあり、その向かいにホテルヴィブラントオタルが建っている。ダウン
旧北海道拓殖銀行小樽支店であった。
小樽経済の絶頂期の1923年に建てられ、初期コンクリート造建築の代表的建造物。
外観からしてクラッシックなホテルであり、女房殿は一度泊ってみたいという。
イメージ 5
 
日銀通りに旧日本銀行小樽支店の建物があり、現在は金融資料館として無料開放されている。
明治45年築(1912年)で、設計者は日銀本店や赤レンガ東京駅を設計した辰野金吾ほかである。
外観はルネッサンス様式を取り入れ、屋根には五つのドームを配置。
豪壮な造りで往時の小樽の栄華を彷彿とさせる。ダウン
イメージ 6
 
館内は営業場がそのまま残してあり(写真ダウン)、さらに小樽の歴史、日本銀行券の展示、大金庫などがある。
また一億円相当の紙束があり、持ちあげてその感触に触れられるしかけもある。
イメージ 7