世田谷八幡から世田谷線に沿ってさらに南に歩き、三差路を斜め右に入ったところに勝光院の参道が開いている。
144 勝光院
宗派 曹洞宗
山号 延命山
創建 1335年 世田谷城主吉良氏
本尊 虚空蔵菩薩
住所 世田谷区桜1-26-35
山門前は右に新しい白塀が続き、大寺の風格が感じられる良い参道である。
また右奥には見事な竹林が見える。![ダウン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
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![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/ee/3d/j/o0457034314527173111.jpg?caw=800)
山門を入ると緩やかな勾配の石段の参道が続く。![ダウン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
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大木が立ち並ぶ静寂な境内は一見の価値あり。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/ec/24/j/o0457034314527173121.jpg?caw=800)
正面に立派な本堂が建ち、その左右に植え込みが配されており、ゆったりとした京都風寺院の造りである
。
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当初は金谿山龍鳳寺として創建された。
また本尊とは別に安置される千手観音菩薩坐像は清水寺式。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/02/3d/j/o0457034314527173129.jpg?caw=800)
書院は江戸末期(1823年築)の数寄屋造りで四間間取り。
写真は社務所の玄関と、正面が書院の入り口であり、書院は奥に建っている。![右下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/243.gif)
![右下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/243.gif)
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/88/bc/j/o0457034314527173143.jpg?caw=800)
本堂の左手に瀟洒な建物が建っている。
入り口が多く、花頭窓が並んでいる。![ダウン](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/175.gif)
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たまたま掃除をされていた女性の方に聞くと、法事をするところとの答え。
恐らく客殿であろう。
調べると客殿は旧本堂で1583年建立とあるが、多分近年になって建て替えられたのであろう。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/70/d4/j/o0457034314527173154.jpg?caw=800)
梵鐘は元禄11年(1697年)鋳造とあり、区内では二番目に古い
。
![左下矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/251.gif)
また当寺は吉良家墓所であり、江戸期には30石の朱印寺であった。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20190809/12/tenpleandcinema/51/48/j/o0343045714527173166.jpg?caw=800)
いかにも禅寺らしい雰囲気を随所に色濃く残しており、あまり知られてはいないが、私好みの姿の良い堂宇と境内である。
同好の士には是非訪ねてほしい寺院の一つである。