いつもの四人組による23区寺社探訪会を16日に決行した。
連日の猛暑の中、中止しようかとも考えたが、スタート時間を繰り下げて回れるだけ廻るという計画を立てた。
 
今回は16時に世田谷区の小田急線千歳船橋駅集合をスタートして、寺院を廻りながら京王線桜上水、または下高井戸に至るコースを設定。
 
小田急線千歳船橋駅は私にとっては思い出深いところである。
田舎から22歳で一人上京してサラリーマン生活を始めたころ、生活のお金に困り食べられなくなると、千歳船橋にお住まいの合田宅(母の友人)にお邪魔しては御馳走になっていた。
そのお世話になった御夫婦も相次いで他界されてしまった。
この日は一時間ほど早目に家を出て、御夫婦が葬られている実相寺にお墓参りをすることにした。
合田さんはお子さんがいらっしゃらなかったため、合同墓に安置されている。
この実相寺はお線香売り場が自動化されており、線香の火も自動着火になっているのにびっくりダウン
線香代共に200円であった。
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この日は16時過ぎとはいえ残暑が厳しく、特に環八は照り返しもあり極めて暑かった。
船橋小学校の手前から裏道に入ると街路樹のお蔭でかなり暑さはしのげた。
まず訪ねたのは宝性寺である。
 
宝性寺の境内はかなり広く大木が多い。
写真は花頭窓のある山門。ダウン
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山門を入ると庭園が設えてあり、その先に木造本堂が建っているダウン
この日は施餓鬼法会が行われており、境内は大変な人出であった。
宗派は真言宗智山派、山号は波羅密山。
草創は室町時代末期で、旗本山本政法の祈願寺でもあった。
手水場が立派で大きいのにびっくり。
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本堂の左手に鐘楼、太子堂ダウンなどが建っている。
玉川八十八か所第43番霊場でもある。
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また立派な船橋不動堂が建っているダウン
室町時代に川崎の西明寺(私の日頃の散歩道にある)の僧が43齢の厄除けに自分の持っていた不動像を馬に乗せてここにきて草庵を構えて以来、500年近くはその不動像が本尊であった。
その後本堂が焼けたため、本尊は大日如来になったという。
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写真は不動堂前にある立派な賽銭箱。ダウン
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