山科疏水沿いに遊歩道が続いており、森林浴を兼ねて歩いて下って行くと永興寺（ようこうじ）に至る。
幟が立つ参道の先に石段があり、新しい山門が建つ。
広くはない境内は砂利が敷き詰められて枯山水風な庭になっており、妙な石造アーチが二つあった。
曹洞宗の寺院、山号は無量山。
道元が荼毘に付された東山の地に１２５４年に建立されたという由緒ある寺院である。
境内の一段高く本堂、客殿、鐘楼、豊川吨枳尼真天などがある。
住宅街の間を歩いて地下鉄御陵駅にと戻る。
この日の寺社巡りはこれで終えて早目にホテルに戻り、明日に予定している丹波の寺社廻りに備えて英気を養うことにした。
しかし軽く夕食をと思い京阪ホテル内の和食の店に入るが、京の酒にしては辛口の「京姫」が絶品であり少し飲み過ぎた。