時間もかなり遅くなったが、また改めて出直してくるのも大変なので、最後に予定していた慶元寺、氷川神社にと向かう。
車は再び東名高速の高架下を抜けて喜多見地区にと入るがこの辺りは二度たずね歩いているが、二回とも道に迷った経験がある迷路のような地区である。
今回もタクシーは慶元寺の裏口に着けてしまった。
そのためここも全く見知らぬ寺院に見えて一瞬戸惑う。
初めての広い庭園を抜けて、ようやく本堂前に到着。
後で住職さんから、この庭園は年二回しか開放してなくて、原則出入りできないところとのこと。
今回は怪我の功名で、庭園も見ることができたダウン
 
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本来の広く長い参道は、いつ見ても樹木が立ち並んでおり素晴らしい。
その先に建つ二天門は1755年築。ダウン
 
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木造本堂は1759年築でありダウン、薬師堂や1759年築の鐘楼が建つ。
宗派は浄土宗で知恩院の末寺、山号は永劫山花林院。
創建は1186年に江戸重長。
江戸氏の氏寺であり、当初は江戸重長が父の菩提を弔うために江戸城内に建てたものを移転した。
 
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本尊は阿弥陀如来像
客殿に入ると裏庭の見える丸窓が風情あり。
写真は客殿と境内ダウン
 
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平成5年築の木造五重塔は、墓地の中の東はずれに立っているダウン
かなり遠くにある喜多見不動尊もここの境外堂とのこと。
喜多見藩主(もと江戸氏)2万石の墓もある。
また境内に古墳が四基あるとのこと。
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最後に訪ねた氷川神社にも参道ではなく、本堂横の駐車場に着く。
檜、杉木立が立ち並ぶ鬱蒼とした参道が特に良いダウン
その割には小さな石鳥居が二基、二の鳥居は1653年造の明神鳥居。
 
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広い境内には立派な社殿が建つダウン
祭神は素戔鳴尊、配神は天照大神、稲田姫命
創建は740年という古社。
水盤は1815年銘。
 
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また小さな6基の石灯篭があり、その一つは1849年銘。
七つ宮があり稲荷、天、大山祇、月読、出雲、大鳥、祖霊社。
 
これにてこの日の寺社巡りは終了。
タクシーは二子玉川を目指すが、多摩川堤通りはいつものことながら大変な渋滞である。
そのため駅手前でタクシーを降りる。
駅近くにある小奇麗な居酒屋「ゆうき」が一目で気に入ったので入る。
割烹着のおかみさんと女性だけの店員で、家庭料理が美味しく、各自が「真澄」「影虎」「春
鹿」などの銘酒を楽しみながらの反省会で大いに盛り上がる。