環七通りに出てからタクシーを拾う。
これからの寺社巡りのコースを頼むと、真面目そうな若い運転手さんは勉強になると大喜び。
ただ地理に詳しくなく、カーナビ頼りでどの寺も裏口に着けられたのには閉口する。
環七から世田谷通りに入ったところにある駒留八幡神社を訪ねる。
領主北条成願が自分の乗った馬が留まったところに社殿を勧請建立したと伝わる。
以前に訪ねた時は木造鳥居だったが、現在は鉄筋造り。
 
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祭神は応神天皇、天照皇太神。
創建は1308年。
吉良頼康が子の追善のために一社権現を建て、若宮八幡と称していた。
また頼康の母常盤を、弁天社として境内に祀られている。
戦没者慰霊塔、神楽殿、駒留稲荷社もある。
しかし考えた末に結局、ここは番外とした。
 
さらに世田谷通りを西に走り、世田谷線世田谷駅裏にある円光院を訪ねる。
以前訪ねた時は、境内一面にミニ機関車の線路がありテレビで紹介もされていた。
しかし今回訪ねてみると、新しい塀に囲まれた境内は一変しており、名物だった線路の形跡は全くなく普通の寺院に変わってしまっていた。
よってここも番外とする。
 
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なお宗派は真言宗豊山派、山号は大悲山明王寺。
   
さらに世田谷通りを西に向かい左折して実相院に。
タクシーは裏口に停まったので、前に来た時の境内の記憶が全く無く初めて訪ねたような錯覚を覚える。
写真は新しい裏門(表門になったのであろうか)ダウン
 
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しかし表にある樹木に覆われた参道に回ると忽然と思い出したダウン
新緑の紅葉が目に沁みる。
 
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小さな山門を入ると右に左にと曲がっており、また庭は自然にまかせてあり心安らぐ境内である。
いろんな石灯篭が目に留まる。
十三重石塔が眼にとまり、近づくと高橋是清の墓であったダウン
 
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宗派は曹洞宗、山号は鶴松山。
開山は天永琳蓮大和尚(1616年寂)。
本尊は薬師如来。
緑の樹木に囲まれて静寂な中、小さめの山寺風の本堂ダウン
 
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以前、といっても8年前に訪ねたときも多宝塔を立てる予定とあったが、ようやく近々建てられる様子がうかがえる。
写真は本堂左手の石柱が立つ変わった庭園ダウン
 
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