味真野地区からようやく旧武生市街に戻る。
一番遠く町の西端にある、大虫神社をまず訪ねた。
祭神は天津日高日子穂穂出見尊で、式内名神大社。
入り口には大虫川に架かる石造アーチ造りの神橋があり1918年造ダウン
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大虫神社は伊勢神宮と同じ位の古い歴史を持ち、平成8年に二千年祭りが行われた。ダウン
創建は西暦前91年で大蒸神社と称していた。
垂仁天皇26年(西暦4年)に蝗虫が多く発生した時に、当社に祈願して退滅したので、勅命によりこの地に遷宮して大虫大明神の称号を賜ったという気の遠くなるような古社。
最盛期には末社48社を持つ大社であったが、1576年柴田勝家によりすべて焼失した。
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白壁の中に本殿が建っている。ダウン
本殿には48の扉があり、四十八の末社が祀られているという。
また1583年より小虫神社、雨夜神社、雷神社、若宮神社を合祀。
だが境内は思ったよりも狭く、また歴史の古さはほとんど残されていないのが残念。
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社殿の裏に大岩を祀った大岩神社があるダウン
「お岩神」と呼ばれ、ここが大虫神社の奥社にあたる。
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また境内には「石神の湧水」と呼ばれる池があり、その水面の深青の神秘がわずかにこの神社の歴史を感じさせてくれた。ダウン
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