以前から浅草寺の本坊である伝法院の庭園を観たいと思っていた。
というのも以前、NHKの「ブラタモリ」という番組で紹介されたからである。
ところが、その後伝法院を訪ねて聞くと非公開だとのことで、定期的な公開も無いというつれない返事であった。
非公開の場所をテレビでタモリに公開するのは不見識ではないかと、1人で八つ当たりしていたところである。
 
この4月の初めに隅田川畔の桜見物に言った時、特別拝観をしていたことが判り早速受付に行ったが、時間が16時までということで、この日は入場できなかった。
 
桜の季節は終わってしまったが公開は28日までということなので、25日に再度出かけてきた。
特別展示室では絵馬を始めとする寺宝がずらり並んでいる。
一通り観た後、待望の庭園に出る。
入り口のところで五重塔とスカイタワーが同時に見える場所があったダウン
イメージ 1
 
庭園は思っていたよりも広く約一万㎡あるという。
寛永年間に幕府の作事方奉行であった小堀遠州の作と伝わる。
池を中心とした回遊式庭園である。ダウン
イメージ 2
 
あまり細かいところに拘らない大作りの庭園だとの感想を持った。
客殿は1777年築。
バックに見えるのはスカイツリーダウン
イメージ 3
 
茶室天祐庵は天明年間(1781~89年)築。ダウン
イメージ 4
 
期待していた割りには大雑把な庭園なので拍子抜けした面もあるが、下町のど真ん中にこれだけ大きな庭園が残っていることには素直に感動した。
常日頃は、浅草寺の特定の身内の人々だけで鑑賞しておくには些か勿体ない気がする。
通年での拝観がならないものだろうか。