山の裾野に沿って続く道を歩いて、この辺りの寺院のメインである臨済寺に至る。
山門前には大きな池が廻らされ、大寺の風格が一面に漂う良い佇まいである。ダウン
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今川家、徳川家ゆかりの寺である。
創建は亨禄年間(1528~31年)だが、1536年に今川義元の兄氏輝の菩提寺として、義元の軍師太原雪斎が開山した。
また家康が人質として8歳から12年間ここで文武両道を学んだことでも知られる。
その後兵火で焼けるが、家康が慶長年間に修復した。
山門の仁王像は浅間神社より移したもの。ダウン
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ところが境内に入ろうとすると貼り紙がしてあり、17日から22日までは座禅のため境内に立ち入り不可とある。誠に残念なり。
臨済宗妙心寺派の寺院、山号は大龍山。
専門道場である。
隣の駐車場から入ると、正面石段が続きはるか先に本堂(重文)が見えるダウン
入母屋造り、杮葺とのこと。
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また池泉式回遊庭園も有名である。
ただ庭園、本堂は年二回以外は拝観不可とのこと。
写真は駐車場を入ったところにある新仏殿で、平成9年の落慶ダウン
あとは次回のお楽しみとして、心残れども臨済寺を後にする。
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続いて富春院を目指す。
質素だか朱色の山門は目立つ。ダウン
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臨済宗妙心寺の寺院、山号は華屋山 。
狭い境内には新しい本堂が建っていたダウン
今川義元の慰霊塔もある。
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