24号線を少し戻り、松井小学校前の道を右折して北に向って歩く。
この辺りは一面に茶畑が広がり、まことに爽快な気分になる。
やがて長栄寺の塀と堂宇が見えてくる。
かなり広い境内であり、やはり二本線の入った塀が廻らされている。
質素そのものの山門。
本堂は昭和63年に落慶されたもの。
真言宗豊山派の寺院、山号は牛沼山。
本尊は江戸時代作の阿弥陀三尊。
六地蔵、鐘楼などもある。
閻魔堂があり、覗くと大きな閻魔様が眼に飛び込んできてびっくりする。
朱塗りで290cmもあるという。
東川を渡って左折すると神明神社の参道に出る。
石鳥居は何故か真ん中から折れており針金で繋いであった。
石段の左右には樹木が多く、ここの境内一帯は市民の森として親しまれているという。
社殿はすっきりした造りで、昭和63年再建されたもの。
1724年に分社したという。
祭神は天照大御神で、ご神体は石棒である。
神楽殿のほか境内社として秋葉、丁原稲荷、八坂社がある。
また樹木の間に遊歩道が設けられており、歩いて行くと薬師堂が建っていた。
安置されている薬師如来は元禄15年に出土したものという。