京都の旅の最終日。
ホテルをゆっくり出て、京阪電車に乗って伏見区の墨染駅に下車。
この日は藤森神社と墨染寺を訪ねた後、城南宮に回る予定。
 
藤森神社には南門から入るが、「勝運、馬の神社」とある。ダウン
ここは「菖蒲発祥の地」とされ、菖蒲は勝負に繋がること、さらに5月5日の「駆馬神事」から馬の神様とされる。
石造鳥居には1711年銘あり。
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入り口の大石灯篭には石の梯子段が付いていた。ダウン
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参道の左手に蒙古塚があるダウン
蒙古の将兵と戦利の兵器を収めたところ。
昔は七つの塚があったという。
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横長の立派な割り拝殿が建っている。ダウン
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藤森(ふじのもり)神社の創建は定かではないが、神功皇后が新羅攻略からの凱旋後、旗と武器を納めたのが始まりとされる。
歴史的にも武の神様である。
そのためかどうかは判らないが、終戦まで第十六師団が置かれていた。
その「御旗塚」が社殿の右手にあるダウン
「いちのきさん」とも呼ばれ、ここにお参りすると腰痛が治るとされ、近藤勇も治したとのこと。
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本殿は1712年に宮中内侍所の建物を賜ったもの。ダウン
藤森神社の祭神は神功皇后、素盞鳴尊、別雷命など十二神で、武内宿禰、早良親王など武神を祀る。
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本殿の後ろに大将軍社があり、重文指定。ダウン
祭神は磐長姫命。
794年王城守護のため平安京の四面に大将軍を祀ったが、その南面の守護神に当る。
方除けの神として信仰厚い。
現在の社は1438年築。
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その隣に八幡宮がある。
応神天皇を祭神とし、小さい社ながら重文指定されている。ダウン
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そのほか摂社七宮社、天満社、祖霊社、大日如来社、藤森稲荷社などの他、絵馬殿、神楽殿などがある。
また紫陽花の名所としても有名で、四十種3500株あるという。
その季節にはさぞ鮮やかな境内に変身するのであろう。