さらに安国寺を訪ねる。
この地は足利尊氏誕生の地と伝わる。
生母清子の実家上杉氏発祥の地であり、氏寺でもある。
石碑が立ちダウン、近くには産湯の井戸まである。
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石段が続き山門に至る。ダウン
宗派は臨済宗東福寺派の寺院、山号は景徳山。
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山門ダウンは1843年再建。
開創は993年で、当初は光福寺と言った。
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尊氏が1338年、全国に安国寺を建立した際、ここの安国寺を全国の首位に置き、3000石を寄進した。
道理で安国寺にしては立派な寺院だと思った。
写真山門の透かし彫刻の欄間ダウン
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境内真ん中に茅葺仏殿が建っている。ダウン
1743年に再建されたもので、五間四方の優美なお堂である。
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中を覗くも真っ暗で何も見えない。
カメラで覗くと安置されている仏像がくっきりと見えたので思わずパチリ。
中央の釈迦三尊(釈迦如来、両脇侍座像)ダウン地蔵菩薩半跏像はいずれも重文。
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本堂の左手には方丈、庫裏が並んで建っており、庭園が設えてあったダウン
なお最盛期には16塔頭、28支院を数えたという。
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右手に開山堂があり、その脇に三基の宝筐印塔ダウンがある。
左が尊氏の母清子、真ん中が尊氏、右が妻登子のもので、南北朝時代造とのこと。
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