2月24日、恒例の寺社探訪会を実施。
1月は寒さのため中止したので二カ月ぶりの会合となる。
今回は14時に護国寺駅に集合、鬼子母神から法明寺、本立寺を訪ね、池袋駅から西武池袋線に乗り椎名町駅に下車して金剛院、長崎神社を訪ねるというコースを設定した。
 
125護国寺
宗派  真言宗豊山派大本山
山号  神齢山  院号  悉地院
創建  1681年
本尊  如意輪観世音菩薩
住所  文京区大塚5-40-1
 
高台にあるためか幸いにも戦火、空襲から無事に焼け残った伽藍も多い。
地下鉄護国寺駅北側から上がったところに建つ仁王門は八脚門で、元禄期の建立。
丹塗りで、横長のため安定感がある。ダウン
金剛力士像の背面には二天像を安置。
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石段が続き、両側には躑躅が植えられている。
前回来た時は5月で満開だった記憶がある。
その先に建つ不老門(中門)は昭和13年建立。ダウン
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石段下にある水盤は桂昌院よりの寄進という。ダウン
1697年頃に製作されたもの。
なおこの日の天気は小雨が降ったり止んだりであった。
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1681年に徳川綱吉が生母桂昌院の発願で建立し、本尊は桂昌院の本持仏であったもの。
その後将軍家代々の護持祈願を受けて大寺院となり、寺領は300石。
本堂は旧観音堂であり、1697年建立で重文指定。
入母屋造りの七間四方と大伽藍である。ダウン
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本堂内では沢山の僧侶が集まり、丁度読経の真っ最中であった。
扁額「悉地院」は綱吉の直筆。
写真はピンボケだが、果たして撮って良いものかどうかの迷いが出たらしい。ダウン
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大師堂は1701年築の旧薬師堂であり、三間四方の素朴で美しい建物ダウン
袴腰付き重層入母屋造りの鐘楼は江戸中期築。
梵鐘は1682年に綱吉から寄進されたもの。
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月光殿はもと三井寺の塔頭月光院客殿を移築したもの。ダウン
桃山時代築であり重文指定。
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本堂の左に建つ薬師堂は、1691年築の旧一切経堂であり宝形造り。
前面に花頭窓があり、扉は頑丈な造りになっている。ダウン
内部には本尊薬師如来と十二神将を安置している。
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月光殿前に建っている多宝塔は昭和13年築。ダウン
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墓地も鬱蒼とした樹木の中に広大かつ整然とならんでいる。
三条実美、大隈重信ダウン、山県有朋などの墓は鳥居まであり立派そのものである。
また近代になり東半分は宮家の墓所となった。
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