塔頭を独立した寺院としてここに取り上げることには異論があるかもしれないが、池上三院家である理境院、昭栄院、本坊本行寺を敢えて選んでみた。
 
まずは本門寺総門を入った左手には、塔頭の理境院がある。
 
113理境院
宗派  日蓮宗
山号  妙祐山
開創  1321~24年
住所  大田区池上1-34-3
 
イメージ 1
池上三院家の一つである。
赤門(写真)の前には日輪上人草庵跡の石碑がある。
また1867年に西郷隆盛が当院を宿舎とした。
 
イメージ 2
 
赤門を入ると木造本堂があり、境内は芝生し植栽で庭園風に設えてある。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一旦本門寺の総門を出て、川に沿って東に歩いて行くと、やはり池上三院家の一つである昭栄院が建っている。
 
114昭栄院
宗派  日蓮宗
山号  朗慶山  寺号 立善講寺
開山  1318年日朗上人
本尊  一塔両尊四士
住所  大田区池上1-31-10
 
当寺で1688年に僧侶教育のための学校、南谷檀林が開創された。
木造山門、本堂、書院などが建つ。
 
イメージ 3 
写真は山門と境内全体
左手の道は妙見堂に通じる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4
 
本堂、前面の彫刻も見事。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5
 
長い石段が続き、妙見坂の上にある妙見堂を目指す。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
妙見堂は1866年に再建。
内部には1664年に製作され、加藤清正の娘瑶林院(紀州頼宣の正室)が寄進した妙見菩薩を安置。
傍には「いぼとり地蔵」もある。
イメージ 6