山陽電鉄高砂駅から三つ目の曽根駅に下車。
駅の真ん前に曽根天満宮の鳥居が立ち、参道が続いている。
祭神は菅原道真、菅原公達命(道真の御子)。
901年、道真が太宰府に下向の途中、近くの伊保港に立ち寄り、山上に小松を植えられた。
これが霊松・曽根の松である。
枯れたが幹は傍の霊松殿に保存されている。
 
境内は玉垣に囲まれて極めて広く、考えていたよりずっと立派な神社であった。
それにしても、このゆったりとした境内は驚きである。
また秋祭りの山車が豪華ということであり、そういえば町中でいくつか山車庫を見た。
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神門は1717年の再建。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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社殿の正面
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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拝殿幣殿は1765年の再建、本殿は1590年築。
写真は横から
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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境内はが配され石の太鼓橋が架かっていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
額堂、資料館、社務所の他、境内社として恵比須神社、塩竃神社、木下稲荷などがある。
 
天川という嬉しい名前の川を渡ると、対岸の高台に住吉神社がある。(写真)
ちいさな境内だが、さらに稲荷社の鳥居が山奥に繋がっていた。
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また天川から橋を渡って戻り、周徳寺を探すがなかなか見つからない。
通りかかった地元の方に聞くと、だいぶ前に住職が亡くなり、今は町内会館の傍の民家風の中に仏様は安置されているという。
 
この辺りの曽根の町並は古い住宅地の中を、それは細い生活道路が縦横に繋がっており、まことに判りにくく苦労した。
しかし東京の生活道路と違って異臭もなければ、洗濯物も干されていない。
突き当りかと思えば、また左右に細い道があり、民家の庭先を通りながら次の道に抜けて行く有様である。
 
その中訪ねた寺院は臨済宗妙心寺派龍澤寺、真宗本派光照寺、臨済宗の寿福山桃源寺、浄土真宗光照寺、臨済宗妙心寺派の興禅山円通寺などであるが、いずれも境内は狭くほとんどが門から中には入れなかった。
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写真は円通寺
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ようやく曽根の迷路のような道から抜け出る。
真っ直ぐ北に歩き新幹線のガード、250号の高架下を通って、JR曽根駅近くの時光寺を目指す。