神戸の義母宅に着いて一日ほど休養を取り、22日に女房殿と神戸の散策に出かけた。
女房殿は神戸生まれの神戸育ちだが、結婚後はほとんど神戸の町を歩いたことがない由。
 
地下鉄・バスの一日乗車券を買って、まずは布引ハーブ園、それから北野町の散策、ポートタワーと廻ることにした。
 
地下鉄で新神戸に出る。
眼下に布引の滝を見ながら、ロープウェーに揺られてハーブ園に到着。
 
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瀟洒なレンガ造りの建物が立ち並び、異国の雰囲気を醸し出している。(写真)
この日は平日ながら、結構な人出であった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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また見晴らしが素晴らしく、神戸の湊が一望でき、遠くに埋立地、神戸空港などが見える。(写真、ドーム型はグラスハウス
ただこの日は雲が多く、イマイチ景色が冴えなかったのが残念。
 
 
 
ぶらぶら歩きながら坂道を下って行く。
ハーブ見本市、キッチンガーデンなどの間を通って、ガラス張りの四つのドームからなるグラスハウスに入る。
温室のようになっており、一面にハーブの香りが漂う。
カフェに入りサンドイッチとハーブティーで軽い昼食をとる。
写真はグラスハウスの内部。ダウン
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さらに四季の庭、オリエンタルガーデン、ラベンダー園を眺めながら、「風の丘駅」に到着。
ロープウェーで北野一丁目駅に降りる。
 
 
北野の異人館を訪ねるのは、かれこれ40年ぶりであろうか。
異人館通りの入り口に神社があったので、ついいつもの習慣に従ってお参り。
 
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良くみると神社ではなく、霊石不動明王を祀る不動院であった。(写真)アップ
宗派は高野山真言宗、山号は北野山とある。
狭い境内に小さな社と、三本松大明神稲荷社が祀られていた。
 
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ここから「ベンの家」「洋館長屋」「英国館」(写真の左から順に)などの異人館が並んでおり、まさに異人の町に来たのだと認識する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
英国館前から右折して緩やかな坂道を登ると北野町広場に出た。
ここには観光案内所もあり、大勢の観光客で溢れている。
 
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まずは北野天神神社にお参りする。
広場から石段を登ると、狭い境内ながら神楽殿、社殿、社務所などがびっしりとひしめいて建つ。
神楽殿は1742年の建立。(写真、その右奥が社殿)アップ
祭神は菅原道真。
1180年、平清盛が福原の都の鬼門鎮護として勧請した古社。
 
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ここからの眺めも良く、眼下に風見鶏の館が見えた。(写真)アップ
このあと風見鶏の館の内部を拝観。
部屋数も多く、調度品も立派である。
一階は玄間を入るとホール、応接間、居間、食堂、書斎があり、二階には寝室、子供部屋、さらには朝食の間、客用寝室まである。
品の良いご婦人の説明によると、貿易商トーマス氏は40歳代で夫人と女の子一人の三人家族であったという。
当時、こんな広く瀟洒な館に三人家族で住むのはまさに特権階級だったのであろう。
 
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すぐ近くに緑色の「萌黄の館」がある。(写真)アップ
この館は「風見鶏の館」と並んで重文指定されている。