旅も段々終わりに近づいてくる。
薬師寺はいつ来ても、おおぜいの観光客さらには修学旅行生で賑わっており、この日も大変な混雑ぶりであった。
 
 
イメージ 1
 
唐招提寺から歩いてくると、まずは玄奘三蔵院の八角堂から見学することになる。(写真)
薬師寺のほとんどの建造物は近年再建されたものである。
堂内に描かれている平山郁夫画伯が30年かけて完成させた、大唐西域壁画殿を見て回る。
 
イメージ 2
 
薬師寺は天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈って発願建立したもの。
法相宗大本山。
写真は礼門を出たところから東塔、西塔などを望む。
 
 
 
 
 
 
イメージ 3
大宝蔵殿では、吉祥天の特別展をやっていた。
吉祥天画像(秘仏・国宝)は小さめながら色彩も鮮やかである。
国内の吉祥天に関するすべてを集めたのではと思われるほど膨大な展示物であった。
写真は吉祥天画像。
 
イメージ 4
 
大講堂(写真)は2003年に再建され正面41mある。
堂内には重文指定の弥勒三尊像(白鳳時代作)が安置されている。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 5
 
国宝指定の東塔は730年建立されたもので、唯一の創建当時の建物(写真)。
裳腰のため六重塔に見えるが三重塔。
美術史家フェノロサが「凍れる音楽」と絶賛した。
現在、初層を特別開扉中であった。
間もなく平成30年まで修理に入るため、しばらくの見収めとなる。
西塔は1981年に再建されたもの。