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続いては塩山駅の一つ先である東山梨駅近くの清白寺を訪ねる。
田畑の中、両側に植栽がある参道が長く続く。(写真)
赤い彼岸花がまだ咲き残っており、色どりを添えていた。

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臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は海涌山、1333年の創建、足利尊氏が開基。
総門、放生池、鐘楼門、仏殿、本堂が一直線に並ぶ禅宗様式。
写真は総門。

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お目当ての国宝仏殿は1415年建立の禅宗様式。
入母屋造、桧皮葺の方三間裳階付きの優美な小堂である。(写真)
内部は文様彩色と漆塗りとのこと。
よくこんな平地に拘わらず、戦火にも遭わず残ったものである。

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本堂(写真)は1693~1713年の再建で方丈型本堂。
桁行10間、梁間6間半という横長の建物。


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本堂の右手にある庫裏は元禄2~6年の再建で重文指定。
桁行9間半、梁間6間半の茅葺の豪壮な建物で、白い妻壁の意匠が美しい。
本堂の西側には、「西湖梅」と言う梅の古木50本がある。

こじんまりとまとまり印象に残る境内・堂宇だが、ただ艶消しは仏殿の前に建つ鉄筋鐘楼であり、むしろ無い方が良い。