甘草屋敷を出て駅の南口に回って駅前の食堂に入り昼食。
各自、焼きうどん、塩ラーメンなどを食べるが、なかなかの美味であった。
予定時間の12時に、タクシーで寺社巡りに出発。

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まずは駅から南方にある熊野神社から。
807年にこの一帯の熊野郷の鎮守として勧請されたという古社。
鳥居を入ると太鼓楼があり、境内は石垣で三区画されている。
拝殿(写真)は桁行五間、梁間三間、茅葺屋根で吹きっ放しとなっている。
室町時代1549年築と見られ、重文指定。

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その後ろに六体の祭神を各々祀る本殿が六つ並んでいるが、右から三番目の本殿のみは小さな祠になっていた。(写真)
なお祭神は伊弉冊尊、早玉男命、事解男命、天忍穂耳尊、瓊々杵尊、彦火火出見尊。

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六つの本殿のうち、右の二棟は鎌倉時代の1318年築に再建。(写真)
一間社隅木造り春日造り桧皮葺であり、重文指定されている。
なお左の三棟は江戸時代の再建。

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境内には鐘楼のほかに末社が点在しており、貴船神社、不動尊、明賀社、天照大神、天神社、発心門社、蚕影山、山の神、土の神、火の神、水の神、牛頭天王など。
見応えのある境内、建物であり、本日の際先が良いのでこれからの寺社巡りが楽しみになる。
写真は拝殿の屋根のペンペン草。