酒折駅から電車に乗り甲府駅に出る。
待ち合わせ時間までまだ一時間あるので、五山の一つである武田神社東方にある円光院を訪ねようと歩きだしたが、歩けども歩けども目的地に近づけない。
30分歩いたところで時間的に無理だと観念して、途中にある大泉寺を訪ねることに変更。

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大通りから大泉寺の参道に入るところに森があり、その入り口に石祠が立っていたが詳細は不明。(写真)
帰ってから地図で探してみたが、以前不明のまま。

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長い参道の先にある大泉寺は、夢見山の山裾にあり誠に素晴らしい境内であった。
1521年に武田信玄の父信虎が開基し、また彼の菩提寺でもある。
戦災を免れたという総門前の佇まいも良い。(写真)
三間一戸、黄檗宗様式の門であり、永慶寺から移築したもの。

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禅寺らしい深い樹木の中、落ち着いた参道が続く。
その先に中門がある。(写真)


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山号は万年山、曹洞宗の寺院であり、当初は甲斐の曹洞宗寺院を統括する僧録所であった。
樹木に囲まれて隠れるように本堂が建っていた。(写真)
しかし帰りの時間が迫り、ゆっくりと境内を見て回る時間がなく、急ぎ駅に向かう。
駅まで走りに走って、ようやく女房殿との約束の時間、電車の時間に間に合った。

ということで今回は駆け足の寺社巡りであったので次回、大泉寺は是非ともゆっくりと再訪してみたい寺院である。