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また商家の町並みが続く中を東に歩いて行く。
変わった造りの建物が目に付くが、酢久商店である。
江戸中期から酢・味噌醤油を醸造し、小諸藩の御用商人であった旧家。
看板の彫刻が面白く、土蔵は安政頃の建物で、門、屋敷も江戸時代築。(写真)

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その真ん前に海応院の質素な山門が開いている。
長く細い参道は「くの字」型に曲がって続く。
まもなく朱色の山門が見えてくる。(写真)
ここで「コモロスミレ」が発見され、5月上旬に花は見られるとのこと。

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山号は福衆山、曹洞宗の寺院。
1536年の創建。
関ヶ原合戦の折、真田氏を攻めた徳川秀忠の宿舎にもなったという。
本堂前には萩の花が咲きこぼれていた。(写真)

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また境内には回廊がめぐらされている。
本堂の左前に立派な松がある。
「潜竜の松」と言われて、樹齢370年。(写真)

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モデルコースの地図に従い、本堂横から裏道に出る。
さらに民家の裏庭のようなところを抜けると、再び宗心寺の境内に出た。
こんな路地がモデルコースになっていることに驚く。

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一旦、商家通りに出て、駅前にと続くメイン商店街を歩き、右に曲がると藤村旧栖地石碑が立つ。
藤村は明治32年から6年間、この地に住んでいたというが、今は駐車場になっていて何もない。(写真)

すぐ近くに藤村が使っていたという井戸がある。(写真)
女房殿が押してみるとザァーと水が出てきた。まだ現職の井戸であった。