7月の定例の寺社探訪会。
今回は東京ど真ん中の文京区の寺社を巡ることにした。
いつもの四人組でと言いたいが、Iさんが急に血圧が上がり欠席となったため三人となる。
この日も猛暑日であるため、16時にJR御茶ノ水駅聖橋口に集合。

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まずは寺社ではないが、湯島聖堂を訪ねる。
湯島聖堂は1690年に綱吉が孔子を祀り、幕府の学問所として創建。
写真は聖橋から撮る。
中央は1704年築の入徳門で、関東大震災からも唯一残ったもの。

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1797年に昌平坂学問所となり、明治になって文部省が置かれ、国立博物館、東京師範学校、東京女子師範学校が置かれたところ。
黒い杏壇門を入ると回廊を廻らし大成殿(孔子廟・写真)が建っている。
いずれも鉄筋で1935年に再建された。

続いては神田明神を訪ねる。
95神田明神
祭神  一宮 大己貴命(大国主命)
    二宮 少彦名命(恵比寿)
    三宮 平将門
創建  730年 真神田臣
住所  千代田区外神田2-16-2

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いつもながらここは大勢の参拝者・観光客で賑わっている。
江戸の總鎮守として、あまりにも有名であるため、説明は極力省略とする。
朱塗りの随身門(写真)は昭和50年の再建、入母屋總檜造り。
それにしても、ど派手な極彩色。

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社殿は昭和9年再建、鉄筋権現造りで華麗だが、おごそかさには程遠い。(写真)
境内には鳳凰殿、斎殿、神楽殿、社務所などのほか、神霊社、籠祖神社、末広稲荷、三
宿・金比羅神社、浦安稲荷、江戸神社等々がびっしり並ぶ。
また五月の神田祭りで有名であり、一角には銭形平次の碑もある。

さらに北に向かって歩き霊雲寺に。
96霊雲寺
宗派  真言宗霊雲寺派総本山
山号  宝林山  院号 大悲心院
創建  1691年  徳川綱吉
本尊  胎蔵界、金剛界の大日如来二体
住所  文京区湯島2-21-6

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31ヶ寺の末寺を持つという大寺である。
江戸期には綱吉を始め徳川家祈願寺として隆盛を極め、七堂伽藍を擁し100石の朱印寺でもあった。
写真は塀を廻らした山門。

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広々とした境内には樹木はほとんどなく、堂々たる本堂が聳え立つ。(写真)
土台の上に二層造りの本堂は昭和51年の再建であり、また黒を基調として荘厳さが漂う。
なおここは祈願所なので、墓地は谷中の妙極院にある
また稲荷宝憧閣などもある。