まだ時間があるため、鶴林寺から歩いて加古川市内の寺社をさらに訪ねることにした。
歩きだしたのはよいが、なかなか次の泊神社までは距離があり、さらに炎天下の暑さも手伝い、途中で何度も引き返そうかと後悔する。

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歩いていると加茂神社があったので立ち寄る。
鳥居と質素な社殿のみ。(写真)


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さらに如意寺に立ち寄る。
高野山真言宗の寺院ながら、誠に質素な木戸のような山門は改築中。
境内は極めて狭く、草花がびっしり植えられていた。(写真)

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ようやく訪ね当てた泊神社は川に向かって随身門がある。(写真)
この随身門は前面が開いていないのが面白い。
この神社のイワレがまた凄い。
天照大神が天岩戸に御隠れになり、群神たちが相談し鏡を造った。
その一枚を伊勢神宮に祭り、もう一つは海に流した。
この鏡が泊り着いたのがこの地であり泊神社と名付けて祀ったのが始まりという伝説。

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境内に入ると、木造拝殿の前に更に鉄筋の拝殿を付けている。
だから拝殿、拝殿、幣殿、本殿が並ぶという形になる。(写真)
拝殿の前にはやはり注連柱もあった。
神楽殿は新築中。
境内には摂社・末社が多く、種子神社を始め、住吉、泊稲荷、日吉、大池稲荷、日本媛、皇孫、熊野、月詠、白龍稲荷などなど。

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また本殿の裏に回ると石灯篭が二基立っていた。(写真)
右は宮本武蔵の甥伊織が寄進したもので、左は一族の田原正久の寄進。
伊織が叔父武蔵の供養のために、故郷のこの神社の社殿を再建し、現在の社殿はその時のものだという。