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ここから尾上の方にひたすら歩いて白旗観音寺を目指す。
観音寺は曹洞宗の寺院にして山号は生竹山。
山門からは正面に観音堂がある。(写真)

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観音堂は播磨西国二十八番札所とある。(写真)
右手には池の中に弁財天があり、さらに鐘楼が建っている。
左にはお休み処が設えてある。
その傍には室町期造の石幢の一部が立っていた。
ぼけ封じ、水子地蔵もあり、狭い境内はこれらでびっしり。

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また廻廊を廻らし、鉄筋本堂(写真)、庫裏、さらには休憩所まである。
この時は私以外には誰も見当たらなかったが、普段はかなりお参りする人が多いのであろう。


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さらに西に歩き「尾上の松」駅近くにある尾上神社に参拝。
白塀に囲まれて随身門が堂々と建つ。(写真)
その前にはやはり注連柱がある。

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随身門の中には誠に可愛いい色彩鮮やかなイケメン若武者が安置されていた。(写真)
祭神は海の神、住吉大明神。
神功皇后が三韓征伐の途中にこの地に上陸し、晴天を祈願して住吉大明神を勧請したのが始まりという。

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社殿は拝殿、幣殿、本殿と三つの屋根が連なる。
かなり新しい建物である。
その隣にある松は「都恋しき片枝の松」と言われ、創建した神功皇后を慕って東に向かって枝が張っているという。(写真)

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しかしここで有名なのは謡曲「高砂」に謡われた「尾上の松」であろう。(写真)
今の松は五代目で、相生の霊松とも呼ばれている。
境内には「尾上の松」と「片枝の松」と、「新しい尾上の松」と、三つの美しい枝ぶりの松があった。
なお「尾上の鐘」と呼ばれる朝鮮鐘は重文。

尾上の松駅近くにある浄土宗の長田寺に立ち寄り、真っ直ぐに北に歩いて鶴林寺に向かう。