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続いては金劒宮を訪ねる。
鶴来(つるぎ)の名前の由来はもともとこの劒(つるぎ)から出たと言われる。
紀元前95年(崇神天皇3年)の創建という古社。
白山七社の一つである
写真は鳥居前から拝殿。

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ここは白山神社と違って訪ねる人もなく静まり返っていた。
主神は天津彦穂瓊々杵尊。
拝殿は五間四方、本殿は前口二間半、奥行二間で明治42年の再建。
写真は本殿。

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倶利伽羅峠の合戦で勝利した木曽義仲が鞍置馬20頭を奉納し、また奥州に向かう源義経が神楽を舞って太刀を奉納したと伝わる。
境内の一角に「義経腰掛岩」が残っている。(写真)

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境内には末社が大いいが、中でも目に付くのは恵比須神社と天の真名井である。(写真)
天平年間より伝わる古池で、未だ霊泉の涸れたことがないという。


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さらに招魂社(写真)、舞殿などもある。


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最後に浄土宗の寺院、一閑寺を訪ねる。
案内書に不動明王像が人気と書いてあったからである。
境内、本堂共に極めて平凡。(写真)
ご自由に参観下さいと書いてあるので、お賽銭を払って本堂に入る。
目の前に高さ8mという不動明王像が彫られている。
しかし本堂内にあり、また色彩も鮮やかなので、感激が薄くなったのは残念。
1631年の創建で、眼病治癒に霊験あるとのこと。
元々は717年に泰澄大師が自然石に不動明王像を刻んだと伝わるが、現在の不動明王像は寺の創建以降に彫られたもの。

これで鶴来町の寺社巡りを終えて、駅で電車の時間待ち。
駅前には何もなく、実にのんびりした風景である。