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続いて五百羅漢で名高い玉龍院を訪ねる。
曹洞宗の寺院。
実に質素な山門(写真)を入ると、正面に本堂、左に土蔵がある。

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この土蔵の中に五百羅漢像が安置されていた。
運転手さんから予め電話をして頂いていたので、すぐに住職さんに案内をして頂く。
正確には正面に御釈迦様を中心に十六羅漢像がある。(写真)
さらに五百羅漢像が取り巻き、また三十三観音像まで安置されていた。

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続いては名前が面白いので、犬の宮、猫の宮に立ち寄ってみた。
犬の宮は鬱蒼とした森の中にある。(写真)
昔、この村は人年貢を取られ難渋していたが、この役人が実は大狸であったのを二匹の犬が大狸と相討ちで退治した。
そのためこの二匹の犬を村の鎮守として祀ったとされる。

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杉林の中の参道を登ってゆくと、思っていたよりも新しい社があり、愛犬であろうか写真が沢山貼ってあった。(写真)
またこの地に生息した高安犬は優秀な狩猟犬として名高い。

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すぐ近くの平地に、樹木に囲まれて猫の宮がある。
質素な社にはやはり猫の写真がびっしり供えられていた。(写真)
昔、子供のいない夫婦が欲しかった猫を手に入れた。
この猫がいつも唸っているので怖くなり殺したところ、その首が飛んで大蛇を殺したという。
この猫は観音様の化身であり、手厚く祀ったのが始まり。

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猫の宮のすぐ前に「蛸杉」があり、その名の通り根元の姿が蛸の足に似ている。(写真)
高安子育ての杉とされ、樹齢1000年とのこと。