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さらに近くの般若寺を訪ねる。
平安時代後期の創建、藤原秀衡が堂宇を建立したと伝わる。
山門入り口の前に蔵のようなお堂がたっていたのが珍しい。(写真)

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木造本堂は立派な構えである(写真)。
本尊は定朝作と伝わる阿弥陀如来像。
また藤沢周平の「用心棒日月抄 凶刃」に出てくる。
なお余談だが、私は藤沢周平の作品の中では「用心棒月抄」シリーズが一番好きである。

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続いては龍覚寺を訪ねる。
1166年に羽黒山の祈願所として正観音菩薩を勧請。
鬼門封じの寺院でもある。
小さめの本堂だが、幟が沢山立っていた。(写真)

時計を見ると17時はすでに廻っている。
ここから南に向かって反転し、鶴ケ岡城に向かって史跡を訪ねながら歩くことにした。

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内川にかかる千鳥橋に出た。
この橋は藤沢周平の「秘太刀 馬の骨」に出てくる。
写真奥にある橋にはツタなどがからみ、川沿いは遊歩道になっている。

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その千鳥橋の畔に芭蕉乗船の地跡の碑が立っている。(写真の手前左)
先ほど訪ねた長山邸に三泊した跡、6月13日にここにあった船着き場から川船に乗って内川、赤川、最上川と下って酒田に向かった場所である。

内川に沿って南に歩き、旧風間家別邸と丙申堂を訪ねるが、いずれも4時30分で閉館であった。残念至極。

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さらに鶴岡カトリック教会天主堂を訪ねる。(写真)
明治36年に建てられた天主堂は、正面塔屋は3Fからなり、中世ロマネスク様式建築であり重文指定されている。
今は幼稚園が中にある。