次に若狭一之宮を訪ねる。
上社、下社に分かれており、上社を若狭彦神社、下社を若狭姫神社と言う。

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上社若狭彦神社は714年の創建で721年に当地に遷座。
祭神は彦火火出見尊(山幸彦)。
写真は参道入り口の鳥居。

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鬱蒼とした杉林の中の参道を歩くと清々しい気持ちになってくる。
杉の大木が門の役目をしているとも書かれていた。
見えてきた随神門は江戸後期に建てられ、八脚門入母屋造り桧皮葺。(写真)

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神門は1830年の造営で、四脚門切妻造り桧皮葺で瑞垣が続く。
本殿は1813年に再建された三間流造桧皮葺で、整然とした佇まいが特徴。(写真)
拝殿前には四角い注連縄が張られるなど全体的に荘厳さが漂い、深山をバックにまさに森閑とした世界であり、身も心も引き締まってくる。

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そんなに遠くないところにある下社の若狭姫神社は、上社と比較して境内、社殿共に小ぶりであるが同じような造りになっている。
祭神は豊玉姫命。
写真は参道入り口。

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随神門は1743年に造営された。(写真)
能舞台もあるし、神職は若狭彦神社と兼職でこちらにおられる。


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本殿は1802年に造営された流造桧皮葺であり、また神門は1803年に建てられた。
瑞垣の内には千年杉が聳え立っていた。(写真)

このタクシーの運転手さんは土地のことに詳しく、聞くと先ほど訪ねた若狭一之宮の宮司の家柄だったところに婿養子に入ったとのこと。
そして子供は四人作ったと自慢げに話されていた。おつとこれは余談。