4月14日より二泊三日で、若狭から丹後にかけての寺社巡りに出かけてきた。
同伴者は、二十三区寺社巡りのメンバー四人組である。
当初はツァーに参加するつもりであったが、四人でタクシーに乗ればもっと多くの寺社を巡ることができるのではということになり、結局フリーで行くことになった
計画を皆で練りに練って、いざ出発。

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新横浜発6時46分の新幹線に乗ったが、この日は車窓から美しい富士山が一望できた。
今まで何度写真を撮ってもうまく写ったことがないが、この日は珍しくきれいに撮れた。(写真)
米原乗り換えで敦賀駅に9時27分に到着。
予約しておいたタクシーが迎えにきていた。
私自身、敦賀では気比神社に既にお参りしたことがある。

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まずはその気比(けひ)神宮を訪ねる。
入り口に立つ大鳥居は高さ11mあり、春日大社、厳島大社と共に日本三大鳥居とされる。
建立は1645年で、明神鳥居の両部鳥居であり重文指定されている。(写真)

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「けひさん」と愛称で呼ばれるが、702年創建の古社であり、また越前国一之宮である。
中鳥居は1743年に建てられたもの。(写真)


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本殿(写真)は本宮(昭和25年再建)と四社之宮(昭和58年再建)からなる。
四社之宮は東殿宮、総社宮、平殿宮、西殿宮。
祭神は伊奢沙別命(食物を司る神)ほか七柱を祀り、北陸道の總鎮守でもある。
摂社・末社も多く、なかでも角座(つぬが)神社は1851年に建立され、戦災から唯一焼け残った。なお祭神は都怒我阿羅等神。

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境内の一角に庭園の神水苑があり、古より湧水が豊富であるとのこと。(写真)
なお芭蕉が立ち寄ったので、像と句碑があるが、句碑らしくは見えなかった。


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続いてはタクシーの運転手さんの覚え違いで、はからずも永賞寺を訪ねる。
敦賀城主であった大谷吉継の供養塔があることで知られる。
石造九重塔で笏谷石、1609年に造立。(写真)

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次に永厳寺(ようごんじ)を訪ねる。
山号は勝載山、曹洞宗の寺院で1413年の創建。
参道をバイパス道路が横切るが、山門前からの眺めも良い。(写真)
また地蔵像がずらりと並ぶ。

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ちょうどお出かけの様子だった住職の奥さんに、親切に寺内を案内していただいた。
観音堂は若狭観音一番霊場であり、阿弥陀堂には1,6mのなんと銀の阿弥陀如来が安置されていた。
銀色に輝く仏は見たことがないし、少し薄気味悪い。
鐘楼の梵鐘は1669年の鋳造。
本堂を案内していただき、さらに庭園を鑑賞する。
天筒山を借景とし、瀧もありなかなか見ごたえのある庭園である。(写真)